夜の街。世界最大規模の歓楽街。
薬局が多ければ、クリニックも多い。
それがパタヤだ。
わざわざ病院まで出向いて長時間待たされるよりかは、近くにあるクリニックで手軽に済まそうとするタイ人やファランが多いのだろう。
夜の街という性格上、クリニックが扱う内容も特化されている。
英語で看板があがっているのですぐにわかるだろう。
こちらはパタヤタイにあるクリニック
ソイブッカオにあるクリニック
【パタヤのクリニック受診方法】
どこもシステムは似たようなもの。
受付で検査してほしい項目を伝えるだけ。
検査料金一覧表が掲示してあったり、料金表を見せてくれたりもする。
個別の性病検査から、HIVまで含んだセット検査まで各種取り揃えているようだ。
何種類かの簡単な性病検査なら400バーツほどから。
検査してほしい項目を伝えてから、順番を待つ。
クリニックだけに、とても狭いところが多い。
客層はタイ人がほとんだが、ちょこちょことファランの姿も。
診察室から、ガッツポーズとともにタイ女性が出てくることがある。
検査結果がよほど嬉しかったのだろう。まあ、そういう場所である。
自分の番になったら、診察室へ。
これまた狭い。
診察用ベッドと、ドクターのイスと机くらいしか置いていない。
ここでまず問診。
「どうしましたか?」
当たり前だが日本の病院と同じ。
ドクターとの会話は英語かタイ語。
もし何らかの自覚症状が出ているのなら、その旨説明しよう。
とはいえ、検査項目については受付から連絡が入っているので、それほど会話は必要ない。
あとは、検査。
これは症状や検査内容によって異なるようで、はっきりわからない。
尿検査だったり、分泌液を採取したり、血液検査だったりする。
尿道に綿棒を差しこまれるのが痛いことだけは確かだ。
いちおう、クリニックで使いそうな病名英単語を少しだけ。発音は参考程度に。
クラミジア……Chlamydia クラミディアと発音する。
淋病……Gonorrhea ゴーノリアとかガーノリアとか発音するがちょっと難しい。
梅毒……Syphilis シフィリスと発音。
カンジダ……Candida キャンディダと発音。
タイ語は不明。まあ、英語が通じるので、無理に調べる必要なし。
検査結果が出るまでは30分から1時間ほどかかるそうだ。
検査料金を払ってから、一時退出。
時間が経ってから、再度クリニックに出向き、診察室へ。
ここで結果を聞かされる。
陰性結果ならそこで終了。追加料金も必要なし。お礼をのべて帰るだけ。心晴れ晴れ。
残念なことに陽性反応が出た場合でも、落ち込むなかれ。その場でドクターから治療方法の提案がある。
よくある性病なら治療は難しくないので、その場で治療を受けるのが手っ取り早い。
注射と薬1週間分で1800バーツ程度。
了承すれば、すぐに治療開始。
あっという間に終了である。
「ワンウィーク、ノーアルコール、ノーレディー」というドクターの言葉が耳につきささる。
もちろん本格的に治療を受けたいのなら、検査結果だけを聞いて、タイの大きな病院に行ってもよい。
パタヤにもいくつか大きな病院がある。
海外旅行保険に加入していれば、提携しているタイの病院なら治療費は無料のはず。まあ、電話で保険会社やカード会社に連絡するのはかなり恥ずかしいだろうが、どこそこの病院に行ってくれと指示があるはずだ。
以上にように、とっても手軽なパタヤのクリニック。
何か心配事があれば、臆せずに訪問するのが一番。向こうも慣れたものなので、特に難しい会話もいらない。簡単なものだ。
検査料金も日本の病院でするよりかなり安いので、自覚症状がなくても定期的に受けるのはありかも。
また、懇意にしている女性を検査に連れて行ってあげるのも、お互いの健康のために有益かも。
なお、クリニックではバイアグラなどのED治療薬も扱っている。詳しい値段は忘れたが、バイアグラは意外と高かった。クリニックだけに正規品のはずで、薬局で買うのが心配な人は一度たずねてみてほしい。
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