この時期になると、タイの街中で見かけるようになる黄色い看板やのぼり。
ギンチェー。
ギンが食べる。チェーが「斎」。
中国式の菜食主義週間とでも呼ぼうか。
肉類は食べず精進料理のみを口にする。
普段の不摂生な食生活や生活態度を清めようという趣旨であろう。
動物を殺さないので功徳を積むという意味もあるかもしれない。
タイ全土が共通なのかはわからないが、パタヤでは10月4日から14日まで開催。
パタヤカンにある中華レストラン「レンキー(飛龍記)」では、店先に屋台を広げて、大々的にギンチェーを開催。
赤と黒が目印の「デーンダーム・レストラン」でも、黄色の垂れ幕を掲げている。
コンビニや小さな商店でもギンチェー関連の商品を多く揃えているようで、ギンチェー用のカップラーメンなどが山積みだ。
プーケットなどのタイ南部や中華街では、もっと盛大に祭りが行われているようだが、華僑の比較的少ないパタヤではあまり目立たない。
観光や遊びには影響がないので特に気にしなくてもよいが、せっかくの機会なので一度食べてみては?
まあ、精進料理といっても、日本人から見ればかなり脂ぎっているように思えるが。
あくまで気持ちの問題である。
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