バービアでビリヤード
パタヤに限らずタイのバーには、たいがいの店にビリヤード台が置いてある。
大きさは2種類あって、普通のビリヤード台とSNOOKER(スヌーカー)と呼ばれる大きな台。ルールは同じ。
1ゲーム20バーツのところが多い。バーによっては無料。
バービアで飲んでいると、「レン・プール?」とか「プレイ・プール?」とか聞かれるので、遠慮なく応じよう。ちなみに、日本ではビリヤードの名称が一般的だが、海外では「プールゲーム」と称することが多いようだ。
暇をもてあました沈没ファランや、客のいないバービア嬢同士が、ひたすら玉を突いている。よって、ファランやタイ人はビリヤードがうまい。ひるまずに勝負を挑むべし。
また、専用のビリヤード場もいくつかある。
パタヤ・アヴェニューの1階、トップスの2階、ソイダイアナのバービア群の裏にある「MEGA BREAK」など。
ここでは、時間制のシステムでのんびりとプレイすることができる。料金は1時間で200バーツほどだ。
たまに一人で練習している人を見かけることもある。また、一人で行っても、手が空いていれば店員が相手をしてくれる。お礼にチップを少々。
【タイのビリヤードのルール】
日本ではナインボールが主流のようだが、タイではエイトボールがメイン。
最初はよくわからないので、親切なバーのお姉さんに教えてもらおう。
一応、基本的なルールを解説。
白球以外は、全部で15個。
ゲーム開始時点では自分の持ち球が決まっていないので、どれを入れてもかまわない。自分か相手が最初に落とした球の種類によって、それぞれの持ち球が決まる。
1~7(縞なし。ローボール)
9~15(縞あり。ハイボール)
あとは、自分の持ち球をひたすらポケットに入れていく。ナインボールと違って、数の順番は決まっていない。好きな球を狙えばオッケー。
最後に8番の黒球を入れれば勝ち。
相手の持ち球に白球を直接当ててしまった場合と、相手の持ち球をポケットに入れてしまった場合はファウル。相手は2ショットできる(白球を好きな場所に動かして打つ場合はワンショットというルールもあるようだ)。
白球を入れてしまってもファウル。相手は白球をライン(ブレイクショットできるライン)内側の好きな場所にセットした上、2ショットできる。
この場合、ラインの内側に向かって打つのは、基本的には不可。もし内側を狙うのなら、反対側のクッションに一度当てる必要がある。
バーによってはローカルルールで内側狙いオッケーのところも。
初めてのバーではルールを確認しておこう。
ゲーム途中に黒球を入れてしまうと、その時点でゲームセット。自分の負け。
また最後に8番の黒球を入れる際は、あらかじめポケットを指定しておき、そのポケットに入れる必要がある。間違って他のポケットに入れてしまうと相手の勝利。
以上が、基本的なエイトボールのルール。
正式なルールなのかは不明だが、タイではこんな感じが一般的。
ローカルルールも多いので、そのあたりは臨機応変に。
まあ、しょせんはバーでの遊びなので気楽にやりましょう。
中には、むきになって勝負を挑んでくるプール大好きバーガールがいて、「もう1ゲーム」と懇願されることもある。金を払うのこっちなのに、と言いたくなるのをぐっとこられて、笑って再戦に応じるのもバービア遊びの醍醐味か。
小さなバービアでは、ビリヤード大会会場と化しているところもあって、ボードに名前を書いて、ひたすら順番に突きまくる。見知らぬファランと楽しく飲みながら、ビリヤードするのも楽しいものである。
では、レンプール!
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