友人のアテンドもあり、パタヤのMPをまわってきた。
ほぼ説明は無用だろうが、MPとはマッサージパーラーの略。日本でいうところのソープだ。というか、日本式のソープをタイに輸入したもの。経営者に中国系が多いのか、看板には中国語も併記してある。
なお、日本人の間ではMPと呼んでいるが、現地では「ボディ・マッサージ」と呼ばれることが多い。パタヤの街角で写真を見せながら客引きしているドライバーたちは「ボディ・マッサー」としつこく勧誘している。ちなみにタイ語では「アプ・オプ・ヌアット」とかいうようだ。「浴びる・湯船につかる・按摩」という意味らしい。
遊び方はいたって簡単。店に入り、ずらりと並んだ女性の中から指名するだけ。
ソファーやテーブルに陣取り、ゆっくりと品定めしてもよい。ドリンクの注文を聞かれるが、別にオーダーしなくても問題はない。
気になる女性がいれば、席に呼ぶこともできる。その際は、ドリンクはおごってあげる必要がある。店によって違うかもしれないが、特にレディドリンクの女性側の取り分はないようだ。
女性が決まれば、コンチアと呼ばれる仲介役の店員に番号を告げ、あとは女性に部屋まで連れて行ってもらえばいいだけ。極楽の境地へ。
なおパタヤのMPでも簡単な日本語が話せるコンチアもいるので、言葉が不安な人でも安心だ。
では、調査開始。
なお、調査時期は、1月最終日から2月上旬にかけての旧正月時期、時刻は夕方から日没にかけての時間帯。ひょっとして普段とは値段設定が少し違っているかもしれない。また、基本的に店側の提示する価格を載せている。どこのMPにも共通することだが、交渉して割引が可能。
本気で入浴するつもりがあるなら、コンチアと積極的に話して、割引交渉してみよう。
【HONEY1(ハニー1・ボディマッサージ)】
その名も「
ソイ・ハニーイン」(セカンドロード・ソイ11)に位置するMP。以前はハニーインというホテルだったが、MPに改築。そのハニーインは道路向かいに新しくオープンしている。
後述するがHONEY2号店ができたので、HONEY1と呼ばれるようになった。
金魚鉢(タマダーと呼ばれるクラス)は、2000と2500。バッジの色が違うが、正直、値段の差はさっぱりわからない。ほとんど選べるレベルではなかった。
サイドライン(モデルクラスのことで、金魚鉢とは別のソファーに座っている)は3000。これはかなり高レベル。こちらが食いつくと、女性コンチアがディスカウントを提示。客引きに連れてこられたのではなければ、500引いてくれるとのこと。
「自分で歩いて来たのか?」としつこく確認された。ソンテウやバイタクの客引きが相当マージンを取っているのだろう。遊びに行く時は、自力で行こう。
モデルが2500なら、まずまずアリ。
【PPボディマッサージ】
場所はソイブッカオの常設市場向かいのソイの中ほど。
サードロード・ソイ21。ブッカオ側に大きな看板が掲げられているので、わかるはず。詳しいソイの行き方は
こちらを。
言い値は、1800と2000。ほとんど違いはわからない。モデルクラスは見当たらず。
客層はインド・アラブ系がほとんど。よって、女性もふくよかなお姉さま方中心。見学中に、家族連れのインド人の集団が入ってきてびっくり。何しに来たのやら。
男性コンチアが「インド人の女性はきれいだろ? でも体はくさいぞ」と耳元で囁いてきた。
まあ、フレンドリーなスタッフなので昼間の暇つぶしにどうぞ。
【RASPUTIN(ラスプーチン)】
パタヤドラゴン内にある豪華MP。
ビーチロード・ソイ5の隣に位置する。
ソイ6も近い。
建物入って左がMPの入り口となっている。
価格帯が豊富。バッジの色で値段が分かれているのだが、数が多いので、コンチアが一覧表を提示してくれる。
一番下が2000、一番上が6000くらい。実際に6000のバッジをつけている女性はいなかった。
レベル的には、正直きつかった。これまでも何回かのぞいたことがあるが、そのたびに同じ思いを抱いて帰っていく。単にめぐり合わせが悪いだけかもしれない。
客層は、アラブ・インド人が多い。この日もたくさんソファーに座っていた。
帰り際、正面玄関から入ってすぐ右のソファーに、かなりの美人が数人すわっていた。ただおそらくは、MPではなく、右手のキャバレーの女性であろう。残念。
ここからはノースパタヤ地区のMPとなる。密集しているので、巡回は容易。
ノースパタヤ全般については、
ビーチロード・ソイ1の項を参照。
【サバイルーム】
ビッグCのすぐ近く。
言い値は1800と2200。客足は少なかった。女性も少なめ。
2日ほど連続でのぞいたが、初日に何人か選べるレベルがいた程度で、
今ひとつといったところ。あまり印象に残っていない。
【HONEY2(ハニー2)】
高層ホテル「
サイアム@サイアム」のすぐ隣なので、遠くからでもわかるだろう。
上記のHONEY1の姉妹店。以前、この建物はサバイランドだったが現在はHONEY2に。
言い値は金魚鉢1800、モデルクラス(サイドライン)2200。
サイドには、ギャル系が多く、けっこう選べるレベル。スタイルもよい。おそらく日本を含めた東アジア人向け要員だ。
金魚鉢にも、日本人でも選べそうなスタイルと顔の女性もちらほら。髪の毛も服も刺青も、緑色で統一している一風変わった女性がいた。
あと、ここのウェイトレスはかわいい。
なかなかいいね、と知人としばらくまったりしていた。
するとインド人が来店。金魚鉢を物色。コンチアが要求した値段は、3100バーツ。もしくはアメリカドルで100ドルとのこと。コンチアが上司に値段を確認していたが、タイ語ではっきりと3100と言っていた。
「今日は中国の新年なんで特別価格だ」と英語で説明するコンチア。
なんなんだ、この価格差は。しかもアメリカドルって。まあいいけど。
と、今度は女性ファランが入店。しばらくすると、奥のほうで会計しているではないか。コンチアに質問すると、上の部屋で泡姫と遊ぶらしい。むう、ファランのやることもわからん。
まあいろいろあったが、全体的にレベルは高いと思う。HONEY1よりこっちのほうがよい。
【サバイディー】
HONEY2のすぐ近くの立地。こちらも「
サイアム@サイアム」のすぐ隣だ。
言い値は、2000と2400。
明らかに2400のサイドラインのほうがレベルが高い。スレンダー系多し。
今回見てまわった中では、ここが一番か。
女性の人数も多い。合計50人くらい。
女性たちもフレンドリー。一人、日本語の話せる女性がいて、必至にアピールしてきた。残念なことに、かなりお年をめしており、体系もインド・アラブ向け。日本語ペラペラで話をするだけなら楽しめる。
知人もここが気に入り、最終的に入浴した。
知人のお相手は、色白スレンダー系。やはりというか、メイン顧客は日本人とのこと。
【ランキング】
1 サバイディー
2 HONEY2
3 HONEY
4 サバイルーム
5 ラスプーチン
6 PPボディマッサージ
勝手にランキングをつけてみた。
MPを訪れたことのある人はご承知のとおり、タイミングや時間帯によってラインナップは大きく変動するので、あくまでほんの一過性のものだ。
それほど広範囲に広がっているわけではないので、自分の足と目で確かめてほしい。
以上6店舗を巡るとして、効率的なルートを考えてみよう。
滞在先がビーチロード・ソイ10あたりならば、まず歩いてソイ・ハニーインのHONEY1へ。
そこからブッカオに出て、北向きのソンテウに乗るか歩くかしてPPへ。
次はブッカオでノースパタヤ方面へ向かうソンテウに乗る。うまくいけば、一本でソイ5近辺まで行けるので、ラスプーチンへ。
そこからはすべて歩きでノースパタヤの3軒もまわる。
これで主要MP6店舗を制覇できる。
帰りはビーチロードのソンテウに乗れば1本だ。
特に昼間にすることがなければ、MP巡りもおもしろいかも。
それにしてもインド・アラブ系はやっぱり嫌われている。上得意様のはずなのに。
【その他のパタヤのMP】
実は他にもパタヤにはMPがある。
・CLIMAX PATTAYA
サードロードにある高級コヨーテバー併設のMP。ちょっと中心部からは離れているので今回はパス。
・ダイヤモンドビーチホテル横のMP
たしかVIPボディマッサージという名前。
ウォーキングストリート内、ソイ・ダイヤモンドにある隠れたMP。ダイヤモンドビーチホテルの正面入り口右手でひっそりと営業。
知人はダイヤモンドビーチホテルに宿泊しているにもかかわらず、案内することなく華麗にスルー。見る価値無しと判断。以前のぞいたときに妖怪屋敷だったからだ。
値段なども不明。たまにインド・アラブ系の男たちが入っていく。よく潰れないものだ。
ダイアモンド ビーチ ホテル (Diamond Beach Hotel) ちなみに、このダイヤモンドビーチホテルは、昔ながらのパタヤのホテルといった風情で、立地条件のわりには、お手頃価格でおすすめ。泳ぐ人は皆無に等しいが一応、プールもある。ホテルを出て、歩いて10秒でMP、20秒でゴーゴーバーとバービアに到達できるという、パタヤ最高の立地条件だ。でも夜は意外と静かだったりする。
AGODAで予約すると1000バーツを越えるようだが、2月上旬に確認したところ、ウォークインで朝食付き950バーツだった。
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